「怪我人が多少出ても…」 エ軍に“保険”の交通渋滞、起用法はどうなる?
23日に今季シルバースラッガー賞のドルーリーの獲得を発表
大谷翔平投手の所属するエンゼルスは今オフ、積極補強を続けている。22日(日本時間23日)には、今季シルバースラッガー賞のユーティリティ部門を初受賞したブランドン・ドルーリー内野手の獲得を発表。今季2球団で計28本塁打を放った30歳をどう使うのか。ペリー・ミナシアンGMは「多少怪我人が出ても対処できるほどに、(ロースターは)過去よりもはるかに備えができている」と自信を見せた。
ドルーリー自身は守備位置について「内野全てだと(チームからは)伝えられた。一塁、三塁、遊撃、二塁。一塁と三塁が僕にとってはより自然な場所で、キャリアの中でたくさん守ってきたポジション。今オフは守備範囲や俊敏性をハードに鍛えている。スプリングトレーニングを迎える際には、内野のどのポジションでもこなせる準備はできていると思う」と語った。
こちらも新加入のウルシェラとタイプが似ているようにも思えるが、ミナシアンGMは「共にすごくいい選手だと思う。全員が健康で162試合出場できることを私は願っている。しかしながら、彼らの万能性があれば、フィル(ネビン監督)はクリエイティブになれるし、2人を打線に多く入れられるだろう。シーズンというのは長丁場だし、その過程で色々なことが起きる」と起用の幅が広がることを強調した。
レギュラー遊撃手については「何人か才能のある選手がいる。明らかにフレッチャーは守備面で才能に恵まれている。私としては、攻撃面で著しく成長してくれると期待している。遊撃を守れる能力を既に示している」と評価。ほかにも「ソトは才能を少しだけ見せてくれた。ベラスケスがシーズン最初の1か月半を主に遊撃手としてプレーして、チームもかなり素晴らしいプレーをしていた。レンヒーフォについても、我々は本当にいい感触を持っている」と競争を期待した。
またウォルシュの起用法については「フィル(ネビン監督)が答えを見つけるだろう。それが監督としての仕事。打線を組んだりだとかね。ジャレッドの万能性は大事なことだと思う。一塁だけでなく、右翼も左翼も守れる」と述べた。「我々(フロントオフィス)の仕事は、彼に可能な限りの選手層と才能を提供することだ」とミナシアンGM。2014年以来9年ぶりのプレーオフ進出を目指し、思惑通りに進んでいるようだ。
(Full-Count編集部)