補強候補が次々に消滅… お荷物と化した93億円男、ヤ軍に残る痛すぎる“欠点”
パイレーツのレイノルズの獲得に動いていると報じられた
ヤンキースがパイレーツのブライアン・レイノルズ外野手の獲得に動いていると23日(日本時間24日)、MLBネットワークのジョン・モロシ記者が報じた。レイノルズは球団史上最高額の総額7000万ドル(約92億9000万円)を超える契約提示を受けたが契約延長を蹴ってトレード放出を要求しているとみられているが、障害の1つが「パイレーツが見返りとしては先発投手の有望株を求めている。ヤンキースのファームシステムの上位は野手の方が豊富」ということだ。
ニューヨーク紙「ニューヨーク・ポスト」は、ヤンキースの左翼の選択肢が狭まっていることを指摘している。獲得を狙っていたマイケル・コンフォート外野手が2年3600万ドル(約47億7000万円)でジャイアンツと契約。残留するアーロン・ジャッジが右翼手、ハリソン・ベイダーが中堅手として、残る左翼手を探しているという。
ブライアン・キャッシュマンGMは「(左翼は)可能であれば補強したいポジションだ。そうするのが難しければ、現有戦力で進めていく」と明言した。2019年1月に7年7000万ドル(約92億9000万円)で契約したアーロン・ヒックスとオズワルド・カブレラが球団内でのオプションとなっているが「ヒックスは打席で混乱しているし、健康を保てていない。カブレラは複数のポジションをこなす役割を担う方が、よっぽど価値がある選手だ」と残る“弱点”となっている。
米メディア「ノースジャージー.com」は、ヤンキースの今オフのトレード候補にはアーロン・ヒックス、ジョシュ・ドナルドソン、アイザイア・カイナーファレファ、グレイバー・トーレスらがあがっていることを伝えた。
今季ロイヤルズからトレードで獲得しFAになっていたアンドリュー・ベニンテンディが5年7500万ドル(約99億5000万円)でホワイトソックスと契約し、アストロズからFAになったマイケル・ブラントリーもアストロズと1年1200万ドル(約15億9000万円)プラス400万ドル(約5億3000万円)の出来高で再契約して“候補”は続々消滅。今度こそトレード成立へ、折り合いはつくのだろうか。
(Full-Count編集部)