鷹の9選手“鬼補強”で穴は埋まった? 無双右腕や出塁マシンが照らすV奪還の道

今オフソフトバンク入りしたジョー・ガンケル、近藤健介、ロベルト・オスナ、嶺井博希(左から)【写真:荒川祐史、福谷佑介、藤浦一都】
今オフソフトバンク入りしたジョー・ガンケル、近藤健介、ロベルト・オスナ、嶺井博希(左から)【写真:荒川祐史、福谷佑介、藤浦一都】

FAで近藤&嶺井を獲得…外国人は育成含めて5人と新たに契約

 ソフトバンクは25日、今季限りでロッテを自由契約となったロベルト・オスナ投手の獲得を発表した。今季途中入団で驚異の防御率0.91をマークしたリリーバーの獲得はブルペンをさらに安定させるだろう。来季3年ぶりV奪回へ向け、今オフは大補強を敢行しているホークス。ここまでの動きを振り返る。

 FA市場では近藤健介外野手を他球団との争奪戦の末に獲得。日本ハム在籍11年で1016安打、打率.302、最高出塁率のタイトルを2度獲得したヒットメーカーの加入は打線に厚みをもたらす。さらにDeNAから嶺井博希捕手が加入し捕手の層も厚くなった。正捕手・甲斐拓也の刺激にもなるだろう。

 現役ドラフトでは日本ハムから古川侑利投手を獲得。今季は開幕直前に支配下登録され自己最多の34登板を果たした。また、今オフに楽天を戦力外になった変則左腕・渡邉佑樹投手と育成契約。ブルペンも整えている。

 外国人では今季まで阪神に在籍したジョー・ガンケル投手の加入も大きい。NPB在籍3年で64試合16勝12敗、11ホールド、防御率2.92。昨年は9勝をマークした。先発の一角として期待される。

 野手ではウイリアン・アストゥディーヨ内野手とコートニー・ホーキンス外野手が入団。アストゥディーヨはメジャー通算190試合で打率.267、16本塁打をマークしている。ホーキンスはメジャー経験はないが。マイナーリーグで通算104本塁打。秋季キャンプに参加し、高い評価を得た。また、育成契約で15歳のホセ・オスーナ外野手を獲得。将来を見据えた補強も行っている。

 今季は優勝へのマジックナンバーを点灯させながら、目前で逃したソフトバンク。今オフの大型補強から“本気度”がひしひしと伝わってくる。

(Full-Count編集部)

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