WBCキューバ代表にMLB選手参加へ 通算243発アブレイユら参戦なら強力打線に…
1次ラウンドは台湾、オランダ、イタリア、パナマと戦う
来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、キューバ出身のMLB選手たちが母国の代表として参加することが許可されることになった。米スポーツ局「ESPN」が「米国は許可する」などと伝えた。
24日(日本時間25日)にキューバ野球連盟(FCB)がニュースリリースの形で発表。MLBは26日(同27日)、米国がFCBにライセンス許可を出したことを認めた。
これで、本国野球連盟から招待を受けるであろう通算243発のホセ・アブレイユ、ヨルダン・アルバレス、ランディ・アロサレーナ、ヨアン・モンカダ、ルイス・ロバートらがそれを承諾すれば出場できる。
米国がキューバに長い間経済制裁を加えてきたことから、キューバ選手が米国のプロチームでプレーするには亡命するしかなかった。その間、キューバは亡命選手がキューバ代表チームでプレーすることを許可していなかった。「亡命(選手が相次いだこと)は、キューバの国際舞台でのパフォーマンスに影響を与えてきた。例えば、キューバは過去五輪でメダルを獲得してきたが、2020年東京五輪では予選を突破できず、出場できなかった」と低迷の原因となっていた。
30人の最終ロースターの提出は2月7日(同8日)で、1次ラウンドは台湾でオランダ代表との初戦から幕を開け、台湾、イタリア、パナマと戦う。同局が「キューバ代表チームが国際舞台で再び強力打線を披露することに向けて大きな一歩になる可能性がある」と期待したように、“本気”のキューバ代表となりそうだ。
(Full-Count編集部)