ドラ1は3年で戦力外…目論み外れた14年“落合ドラフト” 出戻り捕手が最後の砦に
2014年5位の加藤匠馬が無償トレードでロッテから1年半ぶりに復帰
中日はロッテの加藤匠馬捕手を無償トレードで獲得したことを26日に発表した。加藤は2014年ドラフト5位で中日に入団しており、1年半での古巣復帰となった。ドラフト同期は全員チームを去っており“最後の砦”となる。
落合博満GMの意向が色濃く反映された中日の2014年ドラフトは、9人の支配下選手が指名された。しかし1位の野村亮介投手は1軍登板3試合でわずか3年で戦力外となった。
9位の金子丈も3年で戦力外となり、8位の山本雅士は2018年限り、3位の友永翔太は2019年限り、2位の浜田智博と4位の石川駿が2020年限りで、次々ユニホームを脱いだ。
2021年6月に加藤がロッテへトレード移籍。そして同年限りで6位の井領雅貴と7位の遠藤一星が現役を引退したため、一時は2014年組は“全滅”していた。
そんな中で加藤が1年半ぶりに中日に復帰し、唯一の生き残りとなった。2019年には92試合に出場。ロッテでは今季は松川虎生の台頭などもあり24試合出場にとどまったが、捕手強化が急務だった中日でアピールのチャンスはありそう。球界屈指の強肩を武器に、古巣で“最後の1人”として再び存在感を示すことができるだろうか。
(Full-Count編集部)