元楽天内野手も「お手本のよう」と絶賛する逸材 野球歴わずか2年の小6が放った豪快弾
野球歴はわずか2年…楽天ジュニア入りは前回大会の衝撃アーチがきっかけ
野球を始めたのは、小学4年生の12月。光星学院(現・八戸学院光星)のOBでもある父に勧められ、地元の少年野球チームに入った。その1年後、小久保くんが準決勝で神宮球場の中段に入れた衝撃の一発に目を奪われた。「自分もジュニアトーナメントに出たい」。そう思い楽天球団のアカデミーに入校した。
今年から大会ルールが変わり、一般的に金属より飛ぶといわれている複合バットが使用禁止になった。昨年は3日間で51本のアーチが出たが、今年は、2日目が終了し、わずか7本。激減していた中で唯一の逆方向への一発だった。普段のチームでは複合バットを使用していたため、「最初は慣れるのに時間がかかりました」と話す。木製バットを使用するなど、試行錯誤していたが、「大きな大会で今までにない本塁打を打ててうれしかった」と安堵する。
イーグルスジュニアは、予選を3位で通過し、29日に同2位のタイガースジュニアと準決勝を戦う。前回準優勝に終わった先輩の借りを返すためにも、深堀くんのバットでチームを引っ張る。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)