鈴木誠也がMLB公式の「2023年ブレーク候補」 終盤の好成績は“覚醒”の「前兆」
エンゼルスはデトマーズ、パドレスは元虎スアレスが選ばれた
カブスの鈴木誠也外野手が、MLB公式の「各チームの2023年ブレーク候補」に選出された。メジャー1年目の今季は、111試合の出場で打率.262、14本塁打、46打点。OPS.770。順調に滑り出しながら故障もあったが、後半戦の好調具合が評価された。
同サイトのカブス番ジョーダン・バスティアン記者は、「スズキは、4月にOPS.934を記録し、日米の大きな期待に応える活躍をした。その後数か月は、投手が彼のアプローチを研究し、また怪我をしたりしてつまずくこともあった」と説明。それでも「スズキにとって良いニュースは、2023年に向けて何をすべきかを理解していることだ。シーズン終盤に好成績を残したことは、これから起こることの前兆かもしれない」と“予言”した。
8月21日(日本時間22日)以前は打率.241、出塁率.315、長打率.402だったが、それ以後は打率.315、出塁率.392、長打率.514と数字が大きく良化。同日以降で120打席以上立った打者の「wRC+」では、ナ・リーグ8位(155)を記録している。
またエンゼルス番のレット・ボリンジャー記者はリード・デトマーズを選出。ルーキーだった今季、ノーヒットノーランを記録するなど奮闘したが「2023年はブレークする可能性がある」とさらなる飛躍に期待した。
さらにパドレス番AJ・カサベル記者は、元阪神のロベルト・スアレスを挙げ、「セットアッパーとして、将来的の抑え候補として、地位を確立した。それがパドレスが今オフ5年契約を結んだ理由だ」。今季デビューした右腕は来季もフル回転が待たれる。
(Full-Count編集部)