元プロの敵将も称賛「攻略できていない」 最速130キロ…敗退も衝撃残した逸材6年生

先発したファイターズジュニア・竹内樹生くん【写真:川村虎大】
先発したファイターズジュニア・竹内樹生くん【写真:川村虎大】

27日のスワローズJr.戦でノーノーを達成したファイターズJr.の竹内樹生くん

 前日の快挙から一転、苦しい試合でも、レベルの高い投球を見せた。28日に行われた「12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2022」、神宮球場での予選2回戦。最速130キロを誇るファイターズジュニアの竹内樹生(たけうち・たつき)くんが先発マウンドに立った。前日のスワローズジュニア戦で大会史上初のノーヒットノーランを達成したが、この日は先頭打者に三塁打を打たれるなど、立ち上がりからピンチを招いた。

 前日のスワローズジュニア戦では、許した走者は失策による1人のみ。無安打無四球無失点の好投を見せた。一夜明けこの日は、初回先頭に三塁打を打たれ、無死三塁のピンチを背負ったが、2番から4番までを3者三振。2回以降も毎回安打され、4回には失策も絡み、2死二、三塁で右翼への二塁打で2点を失った。ただ、そこを切り抜け、4回6安打5奪三振2失点(自責0)と粘った。

 変化球禁止の少年野球。スローボールを投げ分け、緩急をつける投手が多かったが、竹内くんは直球のみで勝負した。ピンチになるとギアを上げ、この日最速だった128キロもセットポジションで記録したものだ。

「味方のエラーや自分のミスから点数が入ることは絶対にダメだと思ったので。何としても抑えたいと思いました」。クイックモーションも織り交ぜ、再三のピンチをしのいだ。

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