元エ軍の通算133S右腕が引退 今季69登板も36歳で区切り「切れある球いかなくなった」
シーシェクは2021年にエンゼルスで74試合に登板した
2021年にエンゼルスでプレーし、通算133セーブのスティーブ・シーシェク投手が現役引退を表明した。米メディア「ボーン・エンタープライズ」が報じた。36歳右腕は「そろそろ(引退する)時間だ。以前のように切れのある球が行かなくなった。違う投球スタイルをしないといけないと感じた」などと語った。
2010年にマーリンズでデビューし、マーリンズ時代の計94セーブは球団史上3位。2021年にエンゼルスで74試合に登板し、今季はナショナルズで69試合に登板して防御率4.21だった。レッドソックスでプレーしたいという夢があったが実現しなかったとしながら「不満は何もない。いいキャリアだった。すごく楽しかったし、アメージングな同僚たちと共にプレーする機会があった」と充実の表情を見せた。
今季最後の登板だった10月4日(日本時間5日)のメッツ戦で、起床した際に首に張りがあり、頭を上げる際に苦労したという。万全とは言えない状態でマウンドに上がるも、1回を1安打無失点に抑えた。
2013年に米国代表としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で登板したことを思い出に挙げ「あのユニホームを身にまとい、国のために登板できたことは絶対に忘れない。アンビリーバブルなことだった」と振り返っていた。
(Full-Count編集部)