佐藤輝明は「超ベテランのよう」 元コーチが一刀両断…岡田体制でどう変わる?

阪神・佐藤輝明【写真:小林靖】
阪神・佐藤輝明【写真:小林靖】

第1次岡田政権の1年目に投手コーチを務めた佐藤義則氏が岡田監督を語る

 岡田彰布氏が15年ぶりに監督に復帰し、意気上がる阪神。2022年は開幕9連敗が響いて3位にとどまったが、どこが変わるのか。これまでに5球団でコーチを歴任した名伯楽で、2004年の“第1次岡田政権”発足時にも1軍投手コーチを務め、現在に至るまで親交がある佐藤義則氏が分析し、復帰1年目の行方を占う。

 佐藤氏は2022年の阪神を振り返り、「チーム防御率2.67(両リーグを通じトップ)は本当に素晴らしかった。計算上は打線が3点取れれば、ほぼ勝てたはずですから」と評する。対照的に、打線はチーム打率.243、489得点がともにリーグ5位で、投手陣の足を引っ張った格好になった。「たとえば、無死二塁の場面で進塁打を打てず、ポンとレフトフライを打ち上げてしまうような場面が目立った。そういう野球をやっていたら点は取れないよね、という話です。自分が今、何をやらなければいけないかを理解できていない選手が多いのかなという印象でした」と厳しく指摘する。

 そこへ岡田監督が就任。「野球が全く変わると思います。緻密で、選手に対してはっきりモノを言える監督ですから」と確信している。「今の投手陣なら、少し打てるようになれば十分優勝できると思います」と、復帰初年度Vの可能性は高いと見る。

 キーマンの1人となりそうなのが、3年目を迎える佐藤輝明内野手だ。2022年には全143試合出場を果たし、持ち味の本塁打は前年比4本減の20本にとどまったものの、打率は.238から.264、打点は64から84にアップした。

佐藤輝明は「2年目にしてベテランのようにやっているように映った」

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