佐藤輝明は「超ベテランのよう」 元コーチが一刀両断…岡田体制でどう変わる?
佐藤輝明は「2年目にしてベテランのようにやっているように映った」
しかし佐藤氏は「周囲の期待はもっともっと高かったので、正直言って物足りなかった」と合格点は与えず。「私の目には、2年目にして超ベテランのような野球をやっているように映りました。三振しても、もちろん内心は悔しいのだろうけれど、それが表に出てこない。高めのボールでファウルを打たされ、低めの変化球を振らされて三振するパターンは、1年目とあまり変わりませんでした」と“投手目線”で論評する。
打撃で期待ほど伸び切れなかったのは、「ライトとサードを両方やらされたことも、多少原因になっていた気がする」とも。右翼で80試合、三塁で63試合にスタメン出場。1年目は右翼手としての先発が99試合を占め、三塁手としては12試合に過ぎなかったのに比べ、守備に気を遣うことが多かったかもしれない。
岡田監督は就任直後、サードに固定する意向を明言。一方、その後の秋季キャンプでは、打撃面での課題を指摘し、背中の張りを訴えて一時別メニューとなったことにも苦言を呈した。佐藤氏は「岡田監督の就任で、よりピリッとするのではないか」と好影響を及ぼすと予想する。
阪神のリーグ優勝は、第1次政権時代の2005年が最後。海千山千の新指揮官の下で、18年ぶりのVにこぎつけることができるだろうか。