「お前がいないとダメだ」 タカさんから激熱エール…杉谷拳士氏が語る野球BANの裏話
現役引退後初のリアル野球BAN「野球、スポーツの魅力を発信して行きたい」
昨年のリアル野球BANは自主トレ先の沖縄・伊江島からテレビで見させてもらいました。自分の出てないリアル野球BAN。純粋に一ファンとして、なんて面白い番組なんだ、と再認識しましたね。ゴルゴさん、貴明さんは面白いし、番組終了後に貴明さんから連絡ももらいました。「おい、どこにいるんだよ」「伊江島です」「やっぱりお前がいないとダメだ」。僕がいるから良いわけではないと思いますが、今年の番組の出来にはめちゃくちゃ自信があります。
貴明さんの野球愛は本当に凄まじいものがあります。番組の打ち上げの時も、ずっと野球の話ばかり。今回の話題は侍ジャパンがどうなるとか、WBCがどうなるとか。それに言葉の端々、接し方にプロ野球選手へのリスペクトを感じます。なんと言ったらいいんですかね……。行きすぎず、引きすぎず……。そのバランスが絶妙なんです。今回は村上くんが貴明さんへバットを持ってきたんです。それをすごく喜んでいて。いくつになっても少年のような笑顔で、ありがとうと言っていたのもすごく印象に残っています。
引退後に新庄監督からも言葉をもらいました。インスタグラムで「今後の人生で俺に頼りたいことがあったら、遠慮なく何でも相談してきてくれていいからね。やれる範囲のことは全て裏で動くから」と。本当に心強い言葉をいただきました。こうして、今、前進させてもらっているのは新庄監督のおかげでもあります。
2023年は勉強の年にしたいと思っています。現役時代に比べてテレビ番組に出る機会は多くなるかもしれませんが、自分が勉強したいというのは間違いなく頭にあります。年間の4分の1は世界を飛び回る予定です。国内では、野球人口が減っていると耳にします。12月のワールドカップのように、団体スポーツには日本中を熱狂させる力があります。リアル野球BANを通して、1人でも多くの方に『野球って面白そうだな』と思ってくれれば、これ以上、嬉しいことはないです。これからどんどん野球、スポーツの魅力を発信していきたいです。
(杉谷拳士 / Kenshi Sugiya)