8年目投手が初の大役?左翼手は誰の手に… ヤクルト開幕スタメン“最速予想”

ヤクルト・高橋奎二(左)と山崎晃大朗【写真:荒川祐史】
ヤクルト・高橋奎二(左)と山崎晃大朗【写真:荒川祐史】

不動の「4番・三塁」村上宗隆は2022年56本塁打で史上最年少3冠王

 セ・リーグ3連覇、日本一奪回を目指す2023年のヤクルト。守護神を務めたスコット・マクガフが米球界復帰のため退団したが、野手に大きな顔ぶれの変化はなく、盤石の体制ともいえる。春季キャンプやオープン戦を通じてチーム内の戦力に変動はあるだろうが、現時点での開幕スタメンを“最速”で占ってみた。

 2023年も打線の中心にどっかりと座るのは村上宗隆だ。2022年は日本人最多の56本塁打を放ち、史上最年少3冠王と“村上イヤー”になった。他球団の警戒も増す一方だが、村上であればそれすらも打ち破り、さらなる景色を見せてくれる予感を抱かせる。

 内野は三塁の村上だけでなく、一塁のホセ・オスナ、二塁の山田哲人も不動だろう。さらに遊撃は2022年に139試合に出場してゴールデングラブ賞と大ブレークした長岡秀樹が務める。

 外野はリードオフマンの塩見泰隆、2年連続15本塁打以上のドミンゴ・サンタナが君臨。一方で“争奪戦”となりそうなのが左翼のポジションか。2022年は青木宣親がチームトップ60試合で先発出場。41歳で迎える2023年もまだまだ若手に椅子を譲るつもりはないだろうが、虎視眈々と狙う選手は多い。丸山和郁、濱田太貴らもいるが、今回は山崎晃大朗に託したい。

 捕手は中村悠平と内山壮真の一騎打ちの様相だが、まだまだ中村の意地に期待する。そして開幕投手は高橋奎二を初の大役に推す。ベテランの小川泰弘もいるが、2022年にキャリアハイの8勝を挙げた8年目左腕はポストシーズンで大舞台での強さも発揮しており、チームの最初の1球を投じる可能性も高い。

 3月31日、神宮球場に広島を迎えて143試合の戦いをスタートさせるヤクルト。高津臣吾監督はどのようなメンバーをグラウンドに送り出すのだろうか。

【予想スタメン】“盤石”メンバーの牙城を崩すのは? ヤクルトのラインナップ

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