巨人戦力外で去就“年越し”、広島ドラ1は正念場 期待の若手多数…今年の「年男」

阪神・佐藤輝明(左)と巨人から戦力外通告を受けた山口俊【写真:荒川祐史】
阪神・佐藤輝明(左)と巨人から戦力外通告を受けた山口俊【写真:荒川祐史】

1987年生まれは山口俊ら、1999年生まれは佐藤輝や清宮らがいる

 2023年は兎年。36歳を迎える1987年生まれの選手と、24歳になる1999年生まれの選手が“年男”となる。まだ去就が定まっていない右腕や覚醒間近の大砲候補、正念場を迎えた選手ら様々な顔ぶれが揃った。

 1987年生まれで注目されるのが山口俊の動向だ。昨年オフに巨人を戦力外になり、まだ去就が明らかになっていない。NPB通算66勝66勝112セーブ25ホールド、防御率3.36。メジャー経験もあり実績は十分だ。節目の年をどのような形で迎えるだろうか。

“87年組”は、年齢的にはキャリアの後半になる。そんな中でも中日・祖父江大輔は昨季46登板、楽天・炭谷銀仁朗は98試合に出場した。91試合出場のDeNA大和は、京田陽太が加わり激しさを増した遊撃争いを勝ち抜けるか。ヤクルトの代打の切り札・川端慎吾は昨季の打率が.175。今季は正念場になる。

“99年組”は注目の選手が顔を揃える。昨季パの最優秀中継ぎ、西武・平良海馬は今季先発に転向予定。新たな持ち場でどんな投球を見せるか。同じくセの最優秀中継ぎに輝いた阪神の湯浅京己は今季、抑え転向も噂される。セの新人王、巨人・大勢が“2年目のジンクス”を乗り越えられるか。

 野手も“大物”が多い。3年目を迎える阪神・佐藤輝明は早生まれのため今年が年男。昨年は打率、打点などは1年目を上回ったが、本塁打は4本減の20発だった。三塁で起用去れると見られる今季は真価を問われる1年となりそうだ。

 日本ハム・清宮幸太郎は昨季初めて規定打席に到達し、自己最多の18本塁打。新球場で迎える2023年は主砲として更なる活躍が期待される。ロッテ・安田尚憲も昨季は自己最多の102安打9本塁打をマークした。一方、正念場と言えそうなのが広島・中村奨成。昨季は27試合で打率.193にとどまった。

 これら兎年の選手が今季どんなパフォーマンスを見せてくるか。グラウンドで躍動する姿を期待したい。

(Full-Count編集部)

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