新天地決まらぬ大谷翔平の元相棒 首位打者争いも“控え”評価…米メディア辛口の理由
イグレシアスは規定打席に届かなかったものの打率.292をマーク
エンゼルス・大谷翔平投手の“元相棒”の去就がなかなか決着しない。2021年途中までエンゼルスでプレーしたホセ・イグレシアス内野手は昨季終了後にロッキーズからFAとなったが、新天地決定の一報が入っていない。昨季は打率.292と一時は首位打者争いに加わる活躍を見せていたのに……。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」はベテラン遊撃手のネックとなっている点を指摘した。
32歳のイグレシアスは昨季ロッキーズの正遊撃手としてプレーした。昨季終盤に右手打撲で1か月ほど離脱。467打席と規定打席(502打席)に届かなかったものの、128安打で打率.292と安定した打撃力を見せた。レッズ時代の2019年以降でも打率.292(1568打数457安打)。バットに衰えは感じさせないが、大きく数字を落としているのが守備だ。トレード・ルーマーズはこう指摘している。
「過去2シーズンは、メトリクスが以前ほど好ましくない。スタットキャストは、ここ2シーズンのそれぞれで、彼をリーグで平均的な遊撃手と評価している。ただ、DRS(守備防御点)においては2021年のスタート以来、なんと平均より26以下(-26)と評価している」
キャリア序盤は守備が魅力だったが……。遊撃手にはやはり守備力がないと厳しいのか。同メディアは「イグレシアスの守備を球団側がどう見るかによって、再び2023年に準レギュラーとしてプレーできるのか、それとも、もっとユーティリティ的な役割を担わなければならないのかが決まってくるだろう」と指摘した。
フィリーズからFAとなっていたジーン・セグラがマーリンズと2年契約。ツインズからFAとなっているカルロス・コレアは「メッツと契約することに集中している」と報じている。有力内野手が徐々に市場から消える中、イグレシアスの新天地はどこになるのだろうか。
(Full-Count編集部)