正念場のドラ1、戦力外2度の内野手 豪華メンバー集結も…わずか5年で分かれた“明暗”
清宮&安田は覚醒間近、2度戦力外の西巻…伸び悩む藤原
内野手では2017年1位の日本ハム・清宮幸太郎(早実)が昨季規定打席に達し、自己最多の18本塁打。同1位のロッテ・安田尚憲(履正社)も自己最多の102安打、9本塁打。今季はともに主軸としての働きが期待される。報徳学園2年でこの大会に選出された2018年ドラ1の広島・小園海斗は21年に遊撃の定位置を奪取。昨季は127試合で打率.266をマークした。
一方、西巻賢二(仙台育英)は2017年6位で楽天入団も在籍2年で戦力外に。2020年にロッテに加入したが昨オフに再び戦力外となった。今季はDeNAと育成契約。再出発を図る。
外野手では2021年ドラ2のヤクルト・丸山和郁(前橋育英、明大)が1年目の昨季71試合に出場。リーグ優勝を決めるサヨナラ安打を放った。今季はレギュラー奪取を目指す。
小園とともに2年生で選出された2018年ドラ1のロッテ・藤原恭大(大阪桐蔭)は苦しんでいる。昨季は49試合で打率.209、1本塁打。前年の78試合.217、5本塁打から成績を落とした。2017年3位のソフトバンク・増田珠(横浜)は昨季15試合、2017年5位の中日・伊藤康祐(中京大中京)は28試合出場に終わった。
5年の月日を経て明暗分かれた格好だが、低迷している選手も年齢的にはこれから伸びる可能性は十分。奮起が期待される。