30億円捨ててでも放出「史上最悪の契約」 3年間で7度IL入りの不良債権、ファン辛辣
レッズは通算203本塁打のムスタカスを自由契約に
レッズは5日(日本時間6日)、通算203本塁打を誇るマイク・ムスタカス内野手を自由契約とした。カート・カサリ捕手を1年契約で獲得した12月22日(同23日)にロースター40人枠から外し、事実上の戦力外(DFA)としていた。
ムスタカスは2015年にロイヤルズで22本塁打、82打点をマークしてワールドシリーズ制覇に貢献。2019年オフに4年6400万ドル(約84億6000万円)でレッズ入りした。左の大砲として期待されたが、今季は78試合出場して打率.214、7本塁打、25打点だった。
4年契約最終年の今季は年俸1800万ドル(約24億円)。契約破棄権を合わせて2200万ドル(約29億3800万円)がかかるという。地元紙「シンシナティ・エンクワイアラー」は3年間で7度も負傷者リスト入りしたこと、48%の計184試合にとどまったと酷評。「ムスタカス放出は最も考えられる顛末だった。年俸が高すぎてトレード相手を見つけることはできなかった」と伝えた。
ムスタカスの放出を伝えた米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」には、ファンから辛辣な声が届けられた。「レッズ史上最悪の契約かもしれない」「エンゼルスが獲得すべき」「2200万ドルも貰っているとは」「放出はいい判断だ」「マイク、素晴らしいキャリアだった。現役引退の時がきた」「レッズでは打てなかった」「アスレチックスが1年契約で獲得を狙うだろう」「契約したときに悪い予感がした」「終わりのときが来たようだ」。34歳ムスタカスの2023年はどのように進んでいくのだろうか。
(Full-Count編集部)