13年462億円は破談、12年416億円も宙ぶらりん…お騒がせコレア、さらに2球団と接触?

ツインズからFAとなったカルロス・コレア【写真:Getty Images】
ツインズからFAとなったカルロス・コレア【写真:Getty Images】

「接触を持っているチームの1つはツインズだ」

 ツインズからFAとなったカルロス・コレア内野手の去就が世間を騒がせている。ジャイアンツが13年3億5000万ドル(約462億2000万円)で契約合意していたが、身体検査の結果で球団と選手側の意見に相違があり破談に。すぐにメッツと12年3億1500万ドル(約416億600万円)で合意したと報じられたが、正式発表には至っていない。メッツ地元紙「ニューヨーク・ポスト」は、コレア陣営が別の1、2チームと接触中であることを伝えた。

 記事によると1月5日(日本時間6日)、コレア陣営がメッツ以外のチームと再び接触し始めた。メッツと合意した契約は文言を変更する交渉に入っているが、いくつかの障害が起きているようだという。

 メッツとの話し合いが始まって2週間経ってもまだ問題が解決していないことから「コレアの代理人スコット・ボラスは他チームに確認を取るに至った。ボラスと何らかの接触を持っているチームの1つは、昨年の在籍チームでコレアを最もよく知っていて10年2億8500万ドル(約376億4000万円)をオファーしたツインズだ」と述べた。

 メッツ以外のチームとの話し合いがどれほど真剣なものかは分からないが、あるメッツ関係者はコレア陣営が他チームと接触していることは認識しているとしながらも、「最終的には(オーナーの)コーエン氏が彼を手放さないと思う」として、メッツとの契約が最終的にまとまると見ている。

 問題となっているのは、マイナー時代に傷めて2014年に手術している右足首の状態だとされている。この部位が理由でのメジャーでの欠場はなく、今も治療を受けているわけではない。

 しかし今回の契約は40歳まで続くために、ジャイアンツもメッツも、過去の怪我が契約の期間持ちこたえられるかを懸念している。「メッツ側は、コレアの右足首に関わるリスクを最小限に抑えるためには契約文言の変更が必要とし、両者の間で交渉が続いている」と説明した。

(Full-Count編集部)

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