「僕にとっては贈りバント」 少年野球の指導者が涙…“泣き虫”教え子が見せた集大成
野球で取り返せる失敗は野球で返すしかない
高校2年生の時には、レギュラーで夏の神奈川大会に出ていましたが、彼の失策をきっかけに負けてしまいました。小さい頃からそうだったんですが、苦手なタイプ、左側のゴロをエラーしてしまったんです。よく練習をしていたんですけどね……。
3年生の最後の夏を終わらせてしまったという自責の念で1週間くらい、自宅から出られなかったと一輝の父から電話をもらって聞きました。その後、会う機会があったので「野球で取り返せるもの(失敗)は野球で取り返しなさい。それが一番いいから」と。それから「最後の夏は絶対、見に行くからなって。応援に行くから」と言いました。立ち直って、一生懸命練習して、頑張ってくれました。
最後の夏。組み合わせを見ると……うちの娘がマネジャーをやっている神奈川の強豪校と一輝の学校がぶつかってしまいました。こんなこともあるのか、と。どっちを応援すればいいんだかという状況になってしまいました。一輝は「9番・二塁」で先発出場でした。複雑でした。