Wソックス守護神ヘンドリックス、がんを公表「必ず乗り越える」 WBC豪州代表入り期待も
インスタグラムで公表、WBC豪州代表入りが期待されていた
ホワイトソックスのリアム・ヘンドリックス投手は8日(日本時間9日)、悪性リンパ腫の一種である非ホジキンリンパ腫と診断されたと自身のインスタグラムで公表した。今後、治療を開始するという。
豪州出身33歳のヘンドリックスは2011年ツインズでメジャーデビュー。ホワイトソックスに移籍した2021年に38セーブを挙げて最多セーブのタイトルを獲得した。昨季も58試合登板、4勝4敗37セーブ、防御率2.81をマーク。通算471試合登板、31勝34敗115セーブ、42ホールド、防御率3.81。2009年WBC豪州代表で、1次ラウンドで侍ジャパンと対戦する2023年大会も代表入りが期待されていた。
ヘンドリックスは「がんという言葉は妻と私にとって衝撃だった。だが、これまでの人生における他の障害に直面した時と同じようにこの新しい挑戦を受け止め、乗り越える覚悟だ。治療は明日からで、完治してできるだけ早くマウンドに復帰できると確信している。妻、家族、チームメート、ホワイトソックス、そして医師団の治療とケアで、私はこれを必ず乗り越える」とコメントしている。
米球界では通算200勝左腕ジョン・レスターがレッドソックスでメジャーデビューした2006年8月に悪性リンパ腫を発症。翌2007年に復帰し、松坂大輔投手らと共にワールドシリーズ制覇に貢献した。ダルビッシュ有投手と同僚だったカブス時代の2018年には最多勝に輝き、2021年限りで現役引退した。