3年48億円契約も安住の地“なし” ファン4割超の支持も…菊池雄星に課される先発争い
米トレード・ルーマーズ「先発でもう一度チャンスを与えられる可能性」
ブルージェイズの菊池雄星投手は移籍2年目のシーズンを迎える。昨季は8月に中継ぎへ配置転換されたが、今季は再び先発ローテーションに戻る可能性がありそうだ。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が伝えている。
チームの先発陣ではオールスター選手に成長したマノア、ガウスマン、ベリオスにバシット(メッツFA)を獲得。先発4枠が固まっているが、「最後のスポットがまだ確定してない」のが現状だ。そこで有力候補に挙がっているのが菊池だ。
3年総額3600万ドル(約48億円)で加入した昨季は6勝7敗、防御率5.19。8月に中継ぎへ回って12試合に救援登板したが、同メディアは「リリーフとして残した数値はより希望の持てるものだった」と指摘。先発投手として24.5%だった奪三振率が救援では39.8%に跳ね上がり、コントロールも改善。先発で13.2%だった与四球率は救援で10.8%になったという。「最も経験豊富なので、先発投手として、もう一度チャンスを与えられる可能性はある」と言及されている。
もちろん先発ローテ争いは激しい。菊池以外にもミッチ・ホワイト、ネイト・ピアソンら多く候補が挙がる。同メディアは「もっと結果を出す方法を考え出さなければいけないろう。開幕5番手の座を手に入れたとしても、シーズンを通して、すぐ後ろを他の投手たちが追ってくるはずだ」と叱咤した。
ブルージェイズの先発5番手を選ぶファン投票では菊池は4割を超える支持を集めた。メジャー5年目。日本を代表する先発左腕は、期待に応える投球を見せられるか。
(Full-Count編集部)