人気のはずがいまだ“就活中”… 元鷹助っ人、防御率6.29→1.95大躍進も決まらぬ去就

昨季レンジャーズに所属したマット・ムーア【写真:Getty Images】
昨季レンジャーズに所属したマット・ムーア【写真:Getty Images】

2020年にソフトバンクでプレーしたムーアの去就未定

 元ソフトバンクの助っ人左腕の去就が、まだ決まっていない状態だ。2020年にNPBでプレーしたマット・ムーア投手は、昨季レンジャーズで63試合に登板し防御率1.95と好成績を残すも、FAとなった今オフ、所属先を探し続けている。

 2020年はソフトバンクで6勝(3敗)を挙げてリーグ優勝に貢献。日本シリーズでも好投し、優秀選手にも選出された。シーズンオフにMLBに再挑戦のため退団。2021年に所属したフィリーズでは、24試合中13試合で先発し2勝(4敗)に終わったが、昨季はレンジャーズで中継ぎとしてフル回転のシーズンを送った。防御率はフィリーズ時代の6.29から1.95に良化した。

 ムーア以外の元助っ人たちは、順調に契約を進めている。昨シーズン終了後にFAとなった元阪神のロベルト・スアレス投手や元ソフトバンクのニック・マルティネス投手、元中日のジョエリー・ロドリゲスらは、年内に去就が決定。特にパドレスに残留したスアレスは、5年4600万ドル(約61億円)の大型契約を結び、“アメリカンドリーム”を勝ち取った。

 いまだ“就活中”も、カージナルスの地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」のデリック・グールド記者は、ムーアに注目。「現在も獲得可能な、カージナルスの力になれる選手の1人」と名を挙げた。スプリングトレーニングまでは2か月を切っているが、“吉報”は届くだろうか。

(Full-Count編集部)

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