守備の定位置は「状況に応じて違う」 中高生から実践…名手が教える“ポジショニング”

走者なしの一、三塁手は塁線しめる位置が基本 イニングや打力で応用

 もちろん、プロであってもポジショニングが毎回正解とは限らない。中学生や高校生にプロが目指すレベルは必要ないかもしれない。ただ、ポジショニングの精度を上げて打球が来る前に備えておけば、アウトを取る確率を上げられるのだ。

 では、野手は具体的に、どのように守備位置を調整すればいいのか。基本となる考え方があるという。走者がいない場面は一般的に、長打を防ぐ方法を考える。一塁手と三塁手は塁線を抜かれないように、ややベース寄りに守る。

 ただ、試合序盤や打力に自信があるチームの場合は、一二塁間や三遊間を狭くして、長打のリスクを覚悟した上でアウトを取る確率を高める戦術もある。大引さんは「野球は確率のスポーツなので、最終的に勝つために、今どんな守備をするのがベストなのかを考えます」と話す。

 ポジショニングでは主に「定位置」「中間」「前進」の3つを意識することを勧めている。走者がいない時は「定位置」、内野手が併殺を狙って定位置より少し前を守るのが「中間」、走者三塁で生還を阻止する時は「前進」が目安となる。

 前進守備の際、特に注意すべき点は内野手後方へのフライ。定位置よりも内野手と外野手の間にスペースができるため、内野手はどの位置までフライを追うのか事前に外野手と意思疎通する必要がある。同時に、フライが飛んできた時の声かけが重要になる。

 わずか1メートル、50センチのポジショニングの違いが勝敗を左右する時もある。その差は、偶然には生まれない。

(First-Pitch編集部)

少年野球指導の「今」を知りたい 指導者や保護者に役立つ情報は「First-Pitch」へ

 球速を上げたい、打球を遠くに飛ばしたい……。「Full-Count」のきょうだいサイト「First-Pitch」では、野球少年・少女や指導者・保護者の皆さんが知りたい指導方法や、育成現場の“今”を伝えています。野球の楽しさを覚える入り口として、疑問解決への糸口として、役立つ情報を日々発信します。

■「First-Pitch」のURLはこちら
https://first-pitch.jp/

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY