対応が難しい真正面の外野飛球 GG賞4度の名手が明かす極意「正対して見ない」

ゴールデングラブ賞4度を誇る坂口智隆氏【写真:橋本健吾】
ゴールデングラブ賞4度を誇る坂口智隆氏【写真:橋本健吾】

4年連続ゴールデングラブ賞を受賞した坂口智隆氏が守備の心構えを伝授

 外野手として身につけておきたい「目を切る」動き。後方の打球に対し目で追わず、予測した落下地点に辿り着く守備技術の一つだ。オリックス時代にゴールデングラブ賞を4年連続で受賞した坂口智隆氏は「まずは打球を正面で見ないことを意識することが大事」と語る。

 通算1526安打を記録した坂口氏は守備の名手としても知られている。パ・リーグを代表する中堅手として2008年から2011年まで4年連続でゴールデングラブ賞を受賞し、2011年には守備率1.000をマークしている。

 守備練習の際によく言われるのが「目を切って追いかけろ」。落下地点に素早く到達することができる半面、視界から打球が消えるため、子どもたちにとっては“恐怖心”に打ち勝つ必要もある。

 坂口氏は「いきなり目を切る練習は難しい。僕自身も目を切りたくなかった。それよりもまずは打球に対して速く走れることから始めればいい」と口にする。

真正面に上がった打球に対しては「ラインからわざと、ずらして追いかける」

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