対応が難しい真正面の外野飛球 GG賞4度の名手が明かす極意「正対して見ない」

真正面に上がった打球に対しては「ラインからわざと、ずらして追いかける」

 外野の守備で難しいのが、真正面の打球への対応。一歩目の足の運びに迷うことがある。打球が左右に流れるケースもあるが、坂口氏の考えは至ってシンプルだ。

「まずは正対して打球を見ない。半身の体勢を作って、左右どちらか得意な方に打球のラインから、わざと体をずらして追いかける。そうすれば何度も打球に対して体を何度も切る(追いかける方向を変える)必要がなくなる。それが出来るようになってから、少しずつ目を切ることを増やしていけばいい」

 また、飛球をどのポジションが取るかの“声掛け”についても言及。内野手と外野手が同じタイミングで「OK」と発した場合は、衝突する可能性をなくすため「内野手が後ろ向きで取るより、前の打球を処理する方が簡単な外野手が優先」と語る。

 外野手のミスは大量失点に繋がっていくだけに、確実なプレーを心掛けていきたい。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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