たった2年で戦力外、球宴選出右腕も…田中正義の未来は? 人的補償の“その後”

内海&長野は若手選手の生きた教材に

 2018年オフに巨人から移籍した西武・内海哲也投手(炭谷銀仁朗の人的補償)、広島の長野久義外野手(丸佳浩の人的補償)は巨人時代ほどの目覚ましい活躍を見せることはできなかった。それでも両選手とも経験豊富で、若手の生きた教材に。移籍先で有形無形の財産となり、内海は今季から西武の2軍投手コーチ就任。長野はこのオフに巨人へ出戻り復帰した。

 2017年オフに野上亮磨投手の補償として移籍した西武・高木勇人投手は、なかなか登板機会を増やせずに移籍2年目の2019年オフに戦力外通告を受けた。その後は海外リーグでプレーし、今季はルートインBCリーグ・神奈川でプレーする。

 中日・岩嵜翔投手は2021年オフにソフトバンク入りした又吉克樹投手の人的補償として中日へ移籍。昨季の開幕2戦目、3月26日の巨人戦で移籍後初登板したものの負傷降板。昨年9月に右肘のトミー・ジョン手術などを受け、オフに戦力外通告を受けて育成選手で再契約した。

 このオフの他球団へ移籍した張奕、田中正義ともに1軍の実績は豊富ではない。両投手が新天地で輝けるか注目だ。

(Full-Count編集部)

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