元阪神助っ人は「興味をそそられる新加入選手」 防御率5.02でも6.4億円契約

ロッキーズに移籍したピアース・ジョンソン【写真:Getty Images】
ロッキーズに移籍したピアース・ジョンソン【写真:Getty Images】

ピアース・ジョンソンはパドレスからロッキーズに移籍した

 今オフのFA戦線はほぼ終息。アーロン・ジャッジ外野手が9年総額3億6600万ドル(約468億円)でヤンキースと再契約を結ぶなど、“インフレ市場”に沸いた。MLB公式サイトでは各球団で「最も興味をそそられる新加入選手」を特集。レッドソックスでは吉田正尚外野手、メッツでは千賀滉大投手が選出されている。

 5年9000万ドル(約115億円)でレッドソックスに加入した吉田。記事は、パドレスに移籍したザンダー・ボガーツ内野手と同じ活躍を求めるのは「フェアではない」とした上で「メジャーで通用するのかという疑問もあるが、ファンは彼がスターになれるのか最初から注目している」と伝えている。また、5年総額7500万ドル(約96億円)で加入した千賀に関しては「メッツの開幕ローテ投手の中で唯一人、34歳未満のこの人に注目するのがいいかもしれない」と述べている。

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスからは、ブランドン・ドルーリー内野手が選出された。昨季はレッズとパドレスの2球団でプレーし、計138試合出場で打率.263、28本塁打、87打点をマーク。ユーティリティ部門でシルバースラッガー賞に輝いた。2年1700万ドル(約21億7400万円)で加入した30歳について「キャリアのピークを迎えているかもしれない。エンゼルスは、全員が健康を維持すれば怖い打線になる可能性がある」と評している。

 ロッキーズではピアース・ジョンソン投手。2019年に阪神に在籍した右腕は、昨季まで3年間パドレスでプレーした。2021年は63試合に登板、昨年は故障の影響でレギュラーシーズンこそ15登板、防御率5.02に終わったが、プレーオフでは3登板で4回1/3を無失点。このオフに年俸500万ドル(約6億3900万円)で1年契約を結んだ。「2022年の大半を欠場したが、2020年から2021年にかけて、そして(2022年の)ポストシーズンでは救援投手として非常に良い活躍をした。これはすごいことだ」と記事は絶賛している。これらの選手は今季、新天地でどんな活躍を見せるだろうか。

(Full-Count編集部)

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