あと1勝、続けて逃した甲子園…東海大相模・原俊介監督が出し始めた新監督の“色”
全国制覇4度の門馬敬治氏から、元巨人の原俊介氏へ指揮官が交代
「今、東海大相模はどんな感じなんですか?」
新体制に代わってから、この質問をよく受けるようになった。
2021年8月をもって、春夏4度の全国制覇に導いた門馬敬冶氏(現・創志学園高)が監督を退任し、東海大静岡翔洋で指揮を執っていた元巨人の原俊介氏が、9月1日に新監督に就任。2022年4月には、東海大甲府の部長を務めていた和泉淳一氏が部長に就き、中学生のスカウティングを担当。ともに東海大相模のOBであり、和泉部長が原監督の4つ上にあたる。
監督交代後、2021年秋に関東大会ベスト8、2022年夏に県大会準優勝、そして秋は県大会ベスト8と、3季続けて甲子園から遠ざかる。
王座奪回へ――。指揮官の想いに迫った。
12月、東海大相模のグラウンドに足を踏み入れたとき、その違いにすぐに気付いた。今まで当たり前のようにあったものがない。