最下位脱出へ27人“血の入れ替え” 新庄マジックはまだあるか…ハムに残された支配下枠
FA加入の伏見や元中日のマルティネスら8選手が新たに加わった
新庄剛志監督が就任して2年目を迎える日本ハム。昨年は59勝81敗3分けで最下位に沈み、このオフは3件のトレードを成立させるなど積極的に動いた感がある。ヒットメーカーの近藤健介外野手がFA移籍したが、戦力補強は順調に進んだのか検証する。
昨年のメンバーから19人(うち支配下14人)が抜けた。金子千尋、杉谷拳士が引退した他、近藤健介はFAでソフトバンクへ。佐藤龍世、渡邉諒、高濱祐仁はトレード、古川侑利は現役ドラフトでチームを離れ、助っ人ではレナート・ヌニエスが退団した。また、王柏融と柿木蓮の2選手が育成で再契約した。
新たに加わったのは8選手。FA宣言した伏見寅威、近藤の人的補償で田中正義、トレードで齋藤友貴哉、齋藤綱記、江越大賀、山田遥楓を獲得した他、松岡洸希を現役ドラフトで、中日を退団したアリエル・マルティネスを獲得した。
昨秋のドラフト会議では支配下で6人を指名。二刀流左腕の矢澤宏太を1位、メジャー経験のある加藤豪将を3位で指名するなど即戦力として期待される選手も多い。
ここまでの時点で新人6選手を含めて支配下は67選手。上限の70人まであと3枠だ。昨年は65人で開幕を迎えており、既にそれを超えている。このまま2023年シーズンに臨むのか、それとも新たな“新庄マジック”があるのか、注目される。
(Full-Count編集部)