人類最速左腕に迫る“大減俸” いまだ去就未定、「最悪なシーズン」が招いた現実
チャップマンにマーリンズが接触、レイズなども交渉か
いまだ去就未定の“人類最速左腕”アロルディス・チャップマン投手の大減俸は避けられそうにない。米メディア「NJ.com」は複数球団が興味を持っていることを伝えているが、先行きは厳しそうだ。
2022年は途中で守護神を外れ、43登板で4勝4敗9セーブ、防御率4.46。脚の感染症のため8月下旬に負傷者リスト(IL)入りしたが、この原因は新しく入れたタトゥーだとされている。同メディアは、職探し中のチャップマンについて「契約先を見つけ、殿堂入りするかしないかの境界線上にあるキャリアの中で遥かに最悪なシーズン(2022年)から復活を遂げることだ」と指摘した。
マーリンズは最近チャップマンに接触。左腕はフロリダの自宅に近いところでプレーすることを望んでいるようで「チャップマン自身も非常に興味を抱いている」とみる。さらにレイズ、ロイヤルズ、パドレス、ドジャースもチャップマンの代理人とこれまでに交渉をしていると報じられている。
関心を持っている球団があるとはいえ、それらのチームは「低価格なベテランの救援投手を加えようとしている」と言及している。2019年にヤンキースと3年4800万ドル(約62億9200万円)で契約延長したものの、故障と不調に苦しんだことから「大減俸を受け入れる必要がある」と述べた。
関係者は「アロルディスは凄く一生懸命トレーニングに励んでいる。毎日投球して体を鍛えている。今年メジャーで登板し、いい投球をしようと決心している」と気持ちを代弁。スプリングトレーニングが近づいてくる中、チャップマンの行く先は決まるのだろうか。
(Full-Count編集部)