非エリートの地方大学から「プロ選手を」 監督3年目…元鷹右腕が語る“ムダ”の重要性

ダイエー、ロッテなどでプレーした山田秋親氏【写真:橋本健吾】
ダイエー、ロッテなどでプレーした山田秋親氏【写真:橋本健吾】

京滋大学野球連盟のびわこ成蹊スポーツ大学、監督は元ダイエーの山田秋親氏

 びわこ成蹊スポーツ大学硬式野球部は今年、創部20周年を迎える。ダイエー・ソフトバンク、ロッテでプレーした山田秋親監督は「エリート軍団にはなれないが、雑草軍団を仕立て上げる。プロ野球選手も輩出していきたい」と、並々ならぬ思いを胸に指導を行っている。

 同部は同好会を経て2004年の秋季リーグから京滋大学野球連盟に加盟。全国的にはマイナーともいえる“びわ大”だが、これまでの最高成績は1部2位と徐々に力を付けてきている。

 現在は100人を超える部員がいるが、高校時代に甲子園出場など実績を残した“有望株”が入部する東京六大学、首都、東都、関西学生などと比べると選手の“知名度”は低い。

 それでも、今年で就任3年目となる山田監督は「僕自身も大学で一番伸びた。高校生に比べて体も仕上がってくる。明確な目標を持って練習を続ければ、4年間で想像以上のレベルアップは可能だと思っています」と語る。自身も立命大時代に球速が15キロ以上もアップし、最速153キロの剛腕に成長しプロへの扉をこじ開けた。

色々な情報があるなかでも「一見、無駄なことも無駄ではない」

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