非エリートの地方大学から「プロ選手を」 監督3年目…元鷹右腕が語る“ムダ”の重要性
色々な情報があるなかでも「一見、無駄なことも無駄ではない」
高校時代はチームの2番手、主軸ではなかった選手らが多く在籍する。それでも「着実に力をつけて面白い選手も出てきた。甲子園で活躍した選手のようにエリートにはなれないが、トップクラスの選手になることはできる。僕の喜びでもあります」。140キロ中盤の直球を投げ込む左腕・勝見海斗投手らに大きな期待を寄せている。
NPB、独立リーグ、社会人と現役時代に数々のプロ野球選手を見てきたが「プロに行く人の多くはチームメートに信頼される選手。投手なら大事な試合で勝てる、打者なら良い場面で打てる。それを体現するのは日々の積み重ねです」と、指揮官は口にする。
「投手の仕事は投げること、走ることだと思っている。もちろん、度を越したものはダメですし調整はします。今は色々な情報もあって、走り込みはいらないという見方もある。でも、それはその過程をやって土台がある人だから言えること。まずはやってみる。一見、無駄なことも無駄ではないと思います」
2023年はチームとして悲願のリーグ優勝、監督として大学初のドラフト指名選手を育てることを目標に掲げている。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)
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