53歳元オリ左腕、現役復帰で2K無失点 打者も天仰ぎ悔しがる「不老不死の超人だ」
ク・デソンがABLで現役復帰、1回無失点2三振を奪った
元オリックスで、オーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)のジーロング・コリアで現役復帰したク・デソン(具台晟)投手が、53歳とは思えない快投を披露した。内角球で見逃し三振を奪い、打者が思わずバットを投げ捨て悔しがるほどの投球に、ファンは「不老不死の超人だ」「53歳!? ワオ!」「結構いいじゃないか」と驚きの声をあげている。
ク・デソンは19日(日本時間同)のアデレード・ジャイアンツ戦で、0-7の8回から登板。最初の打者から空振り三振を奪うと、実況席も声を張り上げ大興奮だ。最後の打者は見逃し三振に斬るなど、1回無安打無失点、2奪三振だった。20日(同)にも8回から登板し、1回2安打、自責0だった。
2001年から4年間オリックスに所属し、通算23勝34敗、防御率3.88。その後はメッツや古巣の韓国プロ野球・ハンファでプレーした。2010年限りで引退したものの、同年オフから豪州リーグでプレー。ジーロングの監督だった2018-19年にも49歳で1試合に登板しており、4年ぶりの“復帰”だった。
ABL公式ツイッターが「レジェンドがこれを成し遂げた」として、またMLB公式インスタグラムが「これは素晴らしい。53歳になってもまだ打者を封じている」として映像を公開。「レジェンド!!!」「いまだに元気だね」「なんだって、ク・デソンまだ現役? ランディ・ジョンソンから二塁打を放ったあの男が!?」「現役復帰戦を1回無失点で抑えたのも素晴らしい」といったコメントが寄せられた。