キャッチボールで身に付く“予測する力” コツは「離れる瞬間」…小学生にも必要な意識

「明石ボーイズJr.」で総監督を務める元オリックス・筧裕次郎氏(右)【写真:橋本健吾】
「明石ボーイズJr.」で総監督を務める元オリックス・筧裕次郎氏(右)【写真:橋本健吾】

近鉄、オリックスでプレー…筧裕次郎氏は現在、明石ボーイズJr.の総監督

 野球におけるキャッチボールの重要性とは? 主に「捕る、投げる」という守備で重要な2つの要素が含まれているが、兵庫の軟式野球チーム「明石ボーイズJr.」の筧裕次郎総監督は「野球の全てに繋がる。練習では一番、大切にしてほしい」と強調する。

 明石ボーイズJr.は創部8年目ながら、NPBジュニアトーナメントに出場するオリックス・バファローズJr.に選手を輩出するなど、近年注目を集めているチームだ。近鉄、オリックスでプレーした筧総監督は、野球の基本となるキャッチボールを「単なる肩慣らしではなく、練習の一つとして重要視しています」と語る。

 投げ手側は相手の胸を目掛けて投げることで送球の正確性を養う。受け手は捕ってから素早く投げるためにステップを加えるなど、次の動作に向けた様々な動きが必要になる。キャッチボールを見れば、ある程度のレベルが分かるとも言われている。

 野球を始めた子どもたちには、1球1球に目的や狙いがあることを伝えている。その中でも、筧総監督は「当たり前のようにキャッチボールをするのではなく、意識を高く持ってやってほしい」と指摘。レベルが上がっていけば、応用が利くようになるという。

リリースやインパクト…ボールが“離れる瞬間”を見ることで得られるもの

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