大谷翔平の移籍問題が再燃か エ軍身売り中止で米メディア注目「残留か再建か」
米トレード・ルーマーズ「最も不透明なのはオオタニの未来だ」
大谷翔平投手が所属するエンゼルスは23日(日本時間24日)、アート・モレノオーナーが球団売却するための調査を終了し、2023年以降も所有権を継続すると発表した。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は2023年オフにFAとなる大谷翔平投手の去就に注目している。
昨年8月23日(同24日)に球団売却を検討していると発表してから5か月。「モレノオーナーは気に入るオファーを見つけられなかったか、もしくは、気が変わったかのどちらかのようだ」。トレード・ルーマーズにとっても衝撃の決着だったようだ。主に選手の移籍情報を扱う同メディアが次に注目したのは、チームの屋台骨を背負う大谷の再契約問題。「モレノ政権の継続はこれから年月をかけて解決しなればならない」として、こう伝えている。
「最も不透明なのはオオタニの未来だ。前例のない二刀流のスーパースターはFAまで今年が契約の最終年だ。オーナーがオオタニを残留させるために大型契約を提示するのか、チームを整理し再建を始めて新しいスタートを進める方を好むか、多くの人が憶測をめぐらせてきた。そして今、これらの疑問をオーナーに向けなくてはならなくなる」
エンゼルスは昨年10月1日に年俸3000万ドル(約39億円)の1年契約で合意したと発表。これまでにペリー・ミナシアンGMは「アイ・ラブ・ショウヘイ」と契約延長に意欲を燃やしているが、一部では史上初となる5億ドル(約652億円)の超大型契約となる可能性が指摘されている。「我々にはやり残した仕事があることが明確になった」というモレノオーナーは、二刀流の再契約問題でどのような方針を出すのか。
また、トレード・ルーマーズは汚職疑惑などで白紙となった球場再開発計画にも注目。「元々モレノオーナーがチーム売却を模索することにつながったとされる事柄についての疑問が沸くだろう」などと伝えている。
(Full-Count編集部)