西武ドラ1を「あとで説教ですね」 “意見不一致”にニヤリ…39歳栗山が目指す打順
ベルーナドームそばの寺で階段駆け上がりなどに取り組んだ
西武・栗山巧外野手が24日、埼玉・所沢市内で自主トレを公開した。本拠地ベルーナドームにほど近い狭山山不動寺を参拝し、境内で坂道ダッシュ、階段駆け上がりなどに取り組んだ。プロ22年目で、2020年オフに結んだ3年契約も最終年。中村剛也内野手と並ぶチーム最年長の満39歳で、9月3日には四十路に入る。
「40歳は節目ではない。情けないプレーがないようにしたい」と老け込むつもりはない。「(今年の西武打線は)1番と3番が空いていると聞いたので、何試合かでもいいから打ってみたい。テストしてもらえるように、キャンプからしっかりアピールしたい。マッチするんちゃうかな? 今年の目標です」と意欲を示した。
昨年スタメンで務めたのは5、6、7番で、1番と3番はない。ちなみに、ドラフト1位ルーキーで、子どもの頃から栗山に憧れていた早大・蛭間拓哉外野手も「1番と3番がチームの主軸で、かっこいいと思っています」と発言している。これを聞いた栗山は「僕は2番で育ったので、2番が一番かっこいいと思っています。蛭間、あとで説教ですね。教えておきます。2番最強説です」と笑わせた。
昨年は新型コロナウイルス感染で7月5日から約1か月間離脱し、89試合出場(スタメン63試合)、打率.264、3本塁打29打点にとどまった。出場は全て指名打者で、守備には1度も就かなかった(一昨年はDHで59試合、左翼でも51試合にスタメン出場)。「左翼席のライオンズファンを背に守るのは特別なこと。全試合とは言わないが、何試合かは守ることを目標にしたい」と守備にも意欲を示した。
「普通にやるのであれば、100試合以上は出たいし、打率3割以上打ちたい」とも。蛭間らを加えて激しさを増した外野の定位置争いに、敢然と立ち向かう構えだ。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)