日本と比較で大炎上「弱い感じがする」 韓国の英雄がWBC代表を批判…編成に疑問符

学生時代の暴力で代表入りできなかった投手を擁護…ファンから非難の声

 また司会者が「今回のWBCもキム・グァンヒョン(SSG)とヤン・ヒョンジョン(KIA)が先発投手の中心になるのでは?」と問いかけるとチュ・シンスは「いつまで彼らなのか。日本でもそんな記事が出ているではないか。若い選手の実力が不足しているわけではない。私の経験から見ても、若い選手、実力のある選手は本当に多い」と付け加えている。

 例に挙げたのが、昨季の韓国プロ野球で防御率2.11、224奪三振で2冠と圧倒的な投球を見せながらも、学生時代の暴力行為がもとで代表入りできなかった23歳の右腕アン・ウジン(キウム)だ。「選手が国際大会で外国へ出られる機会を作ってあげるのも韓国球界がすること。そこがとても残念だ」と話したという。

 アン・ウジンの才能についてチュ・シンスは「外国に出れば、パク・チャンホ(元ドジャースなど)の次にいい選手になれる才能がある選手だ」と紹介。さらに「私は韓国で野球をしているが、理解できない部分がとても多い」と発言した。

「韓国は許しを得るのが簡単ではないようだ。幼い時の間違いを悔いて、処罰も出場停止も受けた。それでも国際大会に出られない」と続け「私は先輩だ。後輩が誤った道を行っていれば、変えるように声を上げ、力にならなければいけないのにただ見ているだけだ。とても残念だ」と、韓国球界の対応をも批判している。

 韓国内では、このアン・ウジンに関する発言に対して否定的な声が多いという。野球だけにとどまらず、各種目で学校スポーツでの暴力が大問題となっているためだ。記事は「チュ・シンスは誰よりも正直に答えた。おそらく彼の意見に共感する人々もいるだろう。だが、既存の世論からズレる率直な発言が、彼には逆風になる」と現状を分析している。2月には米国でキャンプインする韓国代表には、どんな影響があるだろうか。

(Full-Count編集部)

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