オリ入り大砲は“魔球”の使い手? 米メディアも注目…意外な特技で大失敗
シュウィンデルは昨年6月のヤンキース戦、野手登板でマウンドへ
オリックスが獲得を発表した前カブスのフランク・シュウィンデル内野手は、吉田正尚外野手の穴埋めに期待される強打以外にも“特技”がある。メジャーリーグでマウンドに立った経験があり、きっちり制球するのが難しい超スローボールの使い手なのだ。登板時には米国のメディアがこの場面を伝え、話題となった。
昨年6月12日のヤンキース戦、カブスが4-18と大敗する中で8回のマウンドを任されたシュウィンデルは1回1失点。カイル・ヒガシオカに本塁打を浴びた。この投球は時速35.1マイル(約56.49キロ)の超スローボールで、高めのストライクにしっかり制球されたものの、打ちごろとなってしまったのか左翼へ大きな弧を描いている。
シュウィンデルは昨季、カブスで開幕スタメンに名を連ねながらも75試合で打率.229、8本塁打に終わり9月には解雇された。ただ2021年にはわずか64試合で14本塁打。打率も.326という強打を見せつけている。日本のマウンドで超スローボールを披露することはあるのだろうか。もちろん、バットで話題になるのが一番いいのだが……。