選抜で「二塁送球を見てほしい」 高校No.1捕手が得た正確性…ポイントは肩甲骨

選抜でも注目を集める報徳学園・堀柊那【写真:橋本健吾】
選抜でも注目を集める報徳学園・堀柊那【写真:橋本健吾】

今春の選抜大会で注目を集める報徳学園の主将・堀柊那捕手

 2017年以来、6年ぶりの選抜高校野球大会出場を果たした報徳学園(兵庫)には3人のドラフト候補が在籍。昨秋の近畿大会では準優勝を飾り、今大会では優勝候補の一角にも挙がっている。今回はドラフト上位候補の主将・堀柊那(しゅうな)捕手(2年)が取り組んだ冬のトレーニングを紹介する。

 間違いなく今大会の注目選手だ。遠投100メートル、二塁送球1.8秒台をマークする強肩に、打っては高校通算13本塁打、走っても50メートル6.1秒の俊足でダイヤモンドを駆け巡る。

 昨秋の近畿大会では17打数10安打の打率.588、3打点をマークしたが、大阪桐蔭との決勝戦では0-1で敗れ、自身も4打数無安打に終わった。「良い投手からどれだけ打てるか。チャンスに強い打者にならないといけない。守備、打撃とまだ、まだ足りない部分は多い」と、冬の期間は自らの課題と向き合っている。

 その中でも最も意識しているのは最大の武器であるスローイング。これまでは力だけで強引に投げる部分もあったが「軽く投げても伸びる球を意識した。脱力した中でも強く、正確なボールを投げることが大事」と、基本のキャッチボールから見つめ直した。

基本のキャッチボールから見つめ直し、テークバックを修正

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