トレードを聞いた「次の瞬間、家の解約の電話」 妻が明かした胸中「ついに来たか」
中日砂田の妻・葵さん、球団予想も「考えれば考えるほど分からなくて」
プロ野球選手にとって、移籍はつきものだ。翌日には違うユニホームを着てプレーしているかもしれない世界。とはいえ、実際にトレードを告げられた時、最も身近にいる家族はどのような思いなのだろうか。今オフ、DeNAから中日にトレード移籍した砂田毅樹投手の妻・葵さんが胸の内を明かした。
「正直言うと、結婚してから成績があまり良くなかったので、トレードや戦力外というものはずっと頭にありました。ただ(昨年11月のトレードは)契約更改の日も決まっていて『今年はないかな』と思っていたときだったので、実際に言われてビックリしましたね。ビックリしつつ『ついに来たか』と思いました」
前日の夜19時頃、球団から砂田に「明日10時にスーツで来てくれ」と電話があった。「その時点で絶対にトレードだなと。『どこの球団かな』なんて話をしましたけど、考えれば考えるほど分からなくて」。幼い子ども2人を含めた家族4人の生活。転居が必要な場合は「一緒に行くのはすぐに決めました」と振り返る。
トレードといえば、世間ではいまだマイナスなイメージも残るが、葵さんは違った。「本人がのびのびと、求められて野球ができるならどこでもいいと私は思っていました。球団は関係なく、必要とされることが一番やりがいのあることだと思うので。もう一度初心に帰って頑張る機会をいただいたのは良かったと思いました」。