“野球漬け”の1年終えた36歳・陽岱鋼 米国と豪州で続けた「挑戦」今後はどこへ
夏は米国、冬は豪州でプレー…杉谷拳士と旧交温める場面も
巨人を2021年限りで退団し、この冬は豪州ウインターリーグでプレーした陽岱鋼外野手のシーズンが終わった。所属するブリスベン・バンディッツはプレーオフに進出したものの、準決勝でパースに1勝2敗で敗退。陽はDHで3試合全てに出場し、28日の第2戦では本塁打も放ったものの、チームを勝利に導くことはできなかった。昨オフ台湾メディアに「新たな挑戦を始めます」と語っていた陽は、今後どこに向かうのだろうか。
陽はレギュラーシーズンでは、チームの40試合中31試合に出場し、打率.279、4本塁打、13打点の成績。試合前には、ソフトバンクやDeNAから各チームへ派遣された選手と、日本語で会話する場面もあった。日本ハムでチームメートだった斎藤佑樹氏や、かつてブリスベンでプレーし、昨季限りで現役を退いた杉谷拳士氏がグラウンドを訪れ、旧交を温めることもあった。
豪州に渡る前は、米国の独立リーグに新天地を求めた。「アメリカン・アソシエーション」に参加する「レイクカントリー・ドックハウンズ」で76試合に出場し、打率.260、9本塁打、35打点。1月17日で36歳となったが、文字通り野球漬けの1年だった。自身のインスタグラムでは時折、現地の様子を投稿。ほっそり引き締まった表情も見せている。
気になるのは今後だ。陽は巨人を自ら退団した昨オフ、台湾メディアのインタビューに応じ、NPBの球団から誘いがあったことを明かした。さらに「私には新しい刺激が必要。野球の道で、挑戦を続けます」と、新たな道に踏み出す決意を明かしていた。高校から過ごした日本を離れて2年目、次の道にも注目が集まりそうだ。