サイン盗みを自慢、大災害の最中に泥酔…暴露されたRソックス監督の“過去の醜態”
アストロズコーチ時代の監督との確執や問題行動が明るみに
レッドソックスのアレックス・コーラ監督がアストロズコーチ時代に行った数々の“醜態”が暴露され、物議を醸している。レッドソックスの地元紙「ボストン・ヘラルド」の元記者エバン・ドレリッチ氏が執筆した新刊本「Winning Fixes Everything(勝利は全てを解決する)」で、監督との確執や問題行動が明るみに。米球界を揺るがしたサイン盗みを自慢することもあったという。
同紙では、2月14日(日本時間15日)に発売される本の概要を紹介。コーラ氏がアストロズのベンチコーチだった2017年の数々の言動が詳細に綴られている。当時のAJ・ヒンチ監督と対立し、1歳年上の指揮官に対して「言葉で攻撃し、監督室で怒鳴りつけた」とも伝えられている。
さらに2017年8月31日(同9月1日)の夜にも、指揮官とチームバスの中で険悪なムードに。その際、アストロズOBで解説者を務めるジェフ・ブラム氏と口論になったという。ちょうどその頃は、本拠地ヒューストンに壊滅的な被害を与えたハリケーン・ハービーが襲来。選手やスタッフが家族の安否確認で電話をしようとしている中で、コーラ氏が配慮もせず音楽の音量を上げたことにブラム氏は我慢ならなかった。
ある球団関係者は「コーラはコーチ陣を完全に幻滅させた」とも。指揮官への一方的な怨念が増すばかりのコーラ氏はある時「あなたは、たった25万ドル(約3300万円)で、これを全部私にやれというのか? 他のコーチ陣は全員75万ドル(約9800万円)くらい貰っていることを知っていて」と捨て台詞を吐いたこともあるという。
そして、極め付けはサイン盗み問題。首謀者のひとりとして処分され、2020年1月にアストロズを去ったが、キャリアの“汚点”とは思っていない様子。本の中では「彼は、たまに2017年アストロズのサイン盗みについて話し、深夜に(酒の席に)なると自慢することもあった」との関係者談も綴られている。暴かれた言動の数々。本は発売前から大きな注目を集めている。
(Full-Count編集部)