WBC期間の“空白”を狙うオリ有望株 中嶋マジック発動…エース不在でも盤石布陣

リードする捕手陣にも大きな変化、中嶋監督の“マジック”に注目

 さらに昨季42試合に登板してプロ初勝利を含む2勝をマークした本田仁海投手、2年目を迎える“小木田世代の代表”小木田敦也投手、2019年から3年連続40試合以上登板を果たした“困ったときのノブ”山田修義投手らが控えている。

 今季注目を集める“秘密兵器”は、2021年ドラフト6位の横山楓投手だろう。プロ1年目の昨季は1軍未経験で終わったが、2軍で25試合に登板して0勝2敗6セーブ、防御率2.36と経験を積んだ。さらに阪神を戦力外になり、オリックスと育成選手として契約を結んだ小野泰己投手の存在も光る。

 バッテリーを組む捕手陣にも新たなスパイスが効いている。主戦級の伏見寅威捕手が国内FA権を行使して日本ハムへ移籍し、西武から森友哉捕手をFA移籍で獲得。森と同学年の若月健矢捕手の高い守備力にも定評があり、日本ハムからトレードで石川亮捕手も獲得した。ここに長打力が武器で、4番を任されたこともある頓宮裕真捕手も参戦する。

 WBC組が不在の間に、どんな「化学反応」が起きるのか。3連覇を本気で狙う“中嶋マジック”が見逃せない。

(Full-Count編集部)

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