不振、若手の台頭で「いつクビになっても…」 中島卓也、プロ15年目の危機感「今までと違う」

日本ハム・中島卓也【写真:町田利衣】
日本ハム・中島卓也【写真:町田利衣】

日本ハム・中島卓也の独白…成績に「納得いってない」

 日本ハムの中島卓也内野手が、プロ15年目で抱く心境を明かした。現在は沖縄・国頭村で行われているファームキャンプに参加中。野手では木村文紀外野手に次ぐ年長者となった32歳は、強い危機感を口にした。

「いつまで野球ができるか分からないので、長くできるように。年齢的にも上がいなくなって下が多くなった。いつクビになってもおかしくないと思っていますし、それくらいの気持ちでやっています。今までとは違いますよね。今年、昨年くらいからは」

 2020年から3年契約を結ぶも、成績は低迷した。試合数は88、67、68と1度も100に届かず。昨季は打率.223、17盗塁で、その数字については「納得いっていない」と即答。若いチームの中で、32歳でベテランと呼ばれるポジションになり、若手の台頭も肌で感じている。

「上川畑もいるし、奈良間も1年目でよさそう。ピン(石井)もいる。若手の突き上げも感じますけどね、頑張らないといけないという気持ちです。どこまで野球ができるか、ここからが山場じゃないですか。怪我をしたら競えないし、そこが一番だと思うので怪我には気を付けてやりたいです」

 2015年には盗塁王を獲得して遊撃手でベストナインに輝いた名手だが、出場機会が年々減る中で、昨年は8年ぶりに外野の守備にも就いた。長年守ってきた場所に強いこだわりは持ちつつも、試合に出るためにどん欲だ。

遊撃にこだわりも「外野をやれと言われたら外野もやる」

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