柳田&近藤がいなくても十分強力? 期待の選手ズラリで“激戦必至”の鷹外野手争い
上林は怪我からの復活を目指す
昨シーズンにブレークしたという点では、柳町達の名前も挙げたい。ルーキーイヤーから開幕1軍入りを果たすなど順調に経験を積むと、昨季は一気に107試合に出場。故障者続出に苦しむチームを救った。レギュラー奪取には、長打力アップがカギとなりそうだ。
故障からの完全復活を目指すのが、上林誠知。2018年にフル出場を果たしたものの、翌2019年の右手骨折以降、調子を取り戻すことができていない。巻き返しを期した昨季は開幕から好調を維持していたが、5月半ばに右アキレス腱を断裂。長期離脱を余儀なくされ、33試合の出場にとどまった。怪我を完治させた今季こそ、本来の実力を発揮したい。
他にも周東佑京、中村晃、栗原陵矢といった内野がメインの選手たちも外野手としての実績がある。さらに春季キャンプ、オープン戦で頭角を現し、レギュラー争いに割って入る選手が登場する可能性も。どの選手が激しい競争をくぐり抜けるのか、開幕の日を楽しみに待ちたい。
(「パ・リーグ インサイト」吉村穂乃果)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)