韓国人野手は「実績少ない」 メジャー挑戦間近…元中日助っ人Jr.につく“疑問符”

今オフのMLB挑戦が報じられているイ・ジョンフ【写真:Getty Images】
今オフのMLB挑戦が報じられているイ・ジョンフ【写真:Getty Images】

2023年オフのメジャー挑戦が濃厚なイ・ジョンフ

 元中日助っ人のイ・ジョンボム氏の息子で、メジャー挑戦も取り沙汰されるイ・ジョンフ外野手(キウム)に、早くも好奇な視線が注がれている。米ニューヨーク・ポスト紙のジョエル・シャーマン記者は、スカウティング・ディレクターの話を交えながら、MLBでの可能性を分析。「疑問を持った」と首をかしげている。

 すでに大物代理人スコット・ボラス氏と契約を結び、来季はポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦が濃厚。しかし、スカウティング・ディレクターは、イ・ジョンフのパワーに疑問を持っているという。韓国プロ野球(KBO)の投手は、MLBの投手ほど球速が速くないという点を引き合いに、ボールに対応できるかについても首をかしげる。さらに、韓国出身野手で活躍しているのがチュ・シンスとチェ・ジマンしかいないとの見方で「韓国人選手の実績は少ない」とスカウト側は考えているという。

 一方で、パワー以外の面については評価しているといい「彼は複数のツールを持っている。打てるし、走れるし、投げることができる。色んなことができる。パワーはやや足りないが、結果を残して(ストライク)ゾーンに対して上手く対応するから興味深い選手だ」とも。実際に獲得するか否かは、長所と短所がどう見極められるかだろう。

 昨季は打率.349、23本塁打、113打点をマークし、韓国リーグMVPにも輝いた。WBCでも母国の中心選手として、1次ラウンドでは日本と対戦する。国際舞台で結果を残し、メジャースカウトたちの評価を挙げることはできるだろうか。

(Full-Count編集部)

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