メジャー0球男が「最もエグい球」に選出 藤浪晋太郎、米専門家が高評価するワケ
アスレチックスの「最もエグい球」に、藤浪の「フォーシーム」が選出
阪神からポスティングシステムを利用してアスレチックスに移籍した藤浪晋太郎投手が、デビュー前にもかかわらず高い評価を得ている。MLB公式サイトでデータ解析システム「スタットキャスト」を担当するデビッド・アドラー記者が、「2023年、各チームで最もえげつない球を持つ投手」を選出。アスレチックスからは藤浪の「フォーシーム」が選ばれている。
記事では「ショウヘイ・オオタニの高校時代のライバル」と紹介している。「スカウティングレポートしかないが、それによると2022年にNPBで“最も速いボール”を投げた1人だ」と根拠を提示。「平均96マイル(約154.5キロ)を超え、100マイルにも届くこともある伸びがあるボールだ」と、藤浪の「フォーシーム」を絶賛している。
アスレチックスの投手陣は、エース格だったコール・アービン投手をオリオールズにトレードで放出したばかり。決して人材難というわけではなく、先発ローテーション候補の若い投手たちも揃っている。ただどちらかというと軟投派が多いため、まだメジャーで1球も投げていない藤浪の「フォーシーム」が選出されたことにも驚きはないだろう。
また、エンゼルスからは大谷翔平投手の「スプリット」が選出。「過去2シーズン、オオタニはカットボールと、100マイル(約160.9キロ)のシンカーをレパートリーに加えた。そして、スライダーも覚えたが、いまだにスプリットが決め球だ」と評している。エンゼルス加入後、スプリットでは被打率.093、三振率59%の数字を残していると紹介している。
(Full-Count編集部)