進化したWBCが「かつてないほどビッグに」 現役メジャー186人の“スター競演”が実現
MLB公式「野球はかつてないほどグローバルなスポーツに」
3月に開催される「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に出場する20の国と地域の最終ロースター30人が9日(日本時間10日)、米専門局「MLBネットワーク」で発表された。MLB公式サイトでは、メジャーの40人ロスターに入ってる選手が実に186人に上ると紹介。「かつてないほどビッグになって戻ってきた6年ぶりのWBC」と伝えている。
前回2017年の第4回大会には16チームが出場。世界的な新型コロナウイルスの感染拡大で延期されていた今回の第5回大会は、出場チームが4チーム増加。さらにメジャー選手たちが続々と参加を表明し、豪華さを増した。「世界中のスターが勢ぞろい」とのタイトルで記事を掲載したMLB公式は「野球はかつてないほどグローバルなスポーツになっている。今回のロースターがその証拠だ」と野球が発展している現状に触れる。
マイナーも含め、MLB球団と契約している選手は332人。単純計算で出場20チームで各30人のロースターなのを考えると、実に半数以上となる。エンゼルスの大谷翔平投手やマイク・トラウト外野手、カージナルスのポール・ゴールドシュミット内野手をはじめ、MVP経験者も8人いる。まさに名実ともにメジャーのオールスターが揃う世界一決定戦となる。
大会は、日本時間3月8日に台湾でのキューバ-オランダ戦で開幕。まず5チームずつプールA~Dに分かれて1次ラウンドを行う。韓国、豪州、中国、チェコと同組の侍ジャパンは、同9日に東京ドームで中国との初戦を迎える。決勝は22日(現地21日)に米マイアミのローンデポ・パークで行われる。
(Full-Count編集部)