新助っ人の飛距離が「ペーニャのよう」 元鷹守護神も呆然…「ピンポン玉のように飛ぶ」
馬原監督「ピンポン玉のように打球が飛ぶ」、坂口臨時コーチ「あの飛距離はなかなか見ない」
2月1日から3日までチームに帯同した坂口臨時コーチは「飛距離は本当に凄い。ちょっとビックリした。NPBの助っ人でも、あの飛距離はなかなか見ない。あとは実戦で対応できるか」と語る。練習にも貪欲で、勉強熱心な姿勢を評価し「良く言えばペーニャのようなタイプ」と、ソフトバンクやオリックスなどで通算86本塁打を放った大砲に例えた。
サンチェス相手に打撃投手を務めた馬原監督も「ピンポン玉みたいに打球が飛ぶ。試合でどのような打撃を見せるか楽しみ」と大きな期待を込めていた。
ただ、NPBへの道のりは簡単ではない。各球団はオフに戦力補強を行い、開幕に合わせ人員を揃えている。キャンプ、オープン戦で実力を見極めながらもシーズン当初は積極的に起用し、怪我や不振などがあり、初めて助っ人の補充に舵を切ることになる。
独立リーグで結果を残しても、NPBから声がかかるのは一握り。26歳のサンチェスは昨年12月に結婚したばかりだが、覚悟を決め異国の地で挑戦することを決めた。「孤独を感じることもあるが、神は見てくれている。家族に良いニュースを届け、助けたいんだ。メジャーに昇格できなかった分、ここで仕事をして一家の主として家族を前進させていきたい」。
今シーズンの移籍期限は7月いっぱい。日本での生活にも慣れ、大好物は味噌汁。自慢の長打をアピールし夢を掴むことができるか、注目が集まる。