筒香嘉智が少年硬式野球チームを設立 和歌山で2億円球場を拠点に4月から始動
チーム名は「和歌山橋本Atta boys(アラボーイズ)」
米4年目のシーズンを迎えるレンジャーズ傘下マイナーの筒香嘉智外野手が、故郷の和歌山県橋本市で少年硬式野球チームを設立することになった。4月の始動に向けて、現在は部員を募集中。これまで少年野球界に向け、数々の提言をしてきた男が自ら育成に乗り出す。
筒香が新たな一歩を踏み出す。子どもたちの未来のために、DeNA時代から様々な提言をしてきた筒香は、主戦場を米国に移してもその歩みを止めることはなかった。2021年には自費2億円を投じて故郷に総合スポーツ施設「TSUTSUGO SPORTS ACADMY」の建設を開始。天然芝の本球場とサブグラウンド、室内練習場が揃った施設は今夏にも完成を迎える。
今回設立する少年硬式野球チーム「和歌山橋本Atta boys(アラボーイズ)」は、「TSUTSUGO SPORTS ACADMY」を拠点に活動予定。小学1年生から5年生(6年生は要相談)を対象とする。筒香はシーズン中は直接指導はできないが、指導者とオンライン会議などを通じてコミュニケーションを図り、米国で自ら見聞きした練習メニューなどを提案していく予定だ。
チーム名にも採用されている「Attaboy」は「よくやった!」「いいぞ!」「その調子だ!」という意味の英語で、育成の現場でよく耳にする掛け声だ。挑戦したことを褒めてもらった子どもたちは自信を深め、また次の挑戦への意欲をかき立てられる。足りない点を叱るのではなく、褒めて長所を伸ばそうというチームの方針の表れでもある。